三日月美術

商品詳細

PRODUCT DETAILS

〈特別保存刀剣〉清光(加州・新刀) 刀

01-0001

在庫状態 : 売約済み

価格 : -----

  • 表銘:清光
  • 裏銘:-
  • 時代:新刀
  • 刃長:68.6cm
  • 元幅:mm
  • 元重:mm
  • 反り:2.3cm
  • 先幅:mm
  • 先重:mm
  • 目釘穴:2個
  • 鞘を払って:-
  • 刀身のみ:641g
  • 登録:静岡県

日本美術刀剣保存協会「特別保存刀剣」付

加州清光は加賀(金沢)で室町中期から昭和まで十三代続いたとされる刀匠です。
藤島系、すなわち山城の来国俊門から加賀に移った藤島友重の流れを汲むと言われています。

加州刀の見どころは新刀とされ、二代加賀藩主の前田利長がお抱え鍛冶の保護に力を入れたことで作刀が活発化します。
ところが泰平の世での需要減少に加え、藩の財政難が大きな向かい風となりました。
六代清光は技量に優れ、前田藩主も認めるところでしたが、他に美濃から移入した「兼若」、最大派閥を築いた陀羅尼系の「勝国」も同時期に活躍しており、それぞれ「加賀正宗」「加賀青江」と称されるほど絶大な人気を得ておりました。
加州の刀匠らが世相や流行に応じた作刀を行ったなか、清光は古伝を尊重した結果時世に遅れ、ついには川の下の非人小屋での生活を強いられます。
この刀工不遇時代に失業した鍛冶は多く、享保五年(1720)の記録では、
加州で当時14名いた刀工のうち、十分な仕事ができたのは三代勝国と四代兼若の2名を数えるのみとされています。

”到居住打物仕候鍛冶 諸国鍛冶吟味有之節之覚 享保五年二月十日)
加州藤島友重より当清光まで八代家業到相続打物仕候処、近年病身に罷成、当時打物難仕候。(清光 長右衛門)
父長右衛門より伝授到、打物細工仕候。(清光 長兵衛(長衛門せがれ))”(加州新刀大鑑より)

非人小屋入りした六代から八代の清光は”非人清光”と称され、池田屋事件で沖田総司が使用した刀が六代清光の作であったという説から高い知名度を誇ります。

本作は地刃ともに美しく、均整の取れた姿。片手でも手足のように扱える取り回しの良さが魅力の名作です。

 

≪姿≫鎬造、庵棟、元先が開き、中間反りやや高く鋒やや延びる。
≪鍛≫小板目が良く詰み、杢目交じる。
≪刃紋≫均整の取れた互の目。焼きの谷は沸匂深く、太い金筋、砂流掛かり足良く入る。
≪帽子≫乱れ込んでやや掃き掛け小丸に返る。
≪茎≫一寸ほど区送り、加州茎と呼ばれる片削ぎ尻。鑢目切、目釘孔二。力強く二字銘を切る
≪鎺≫銀着せ一重

※個人所蔵刀のため、店頭にはございません。

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