商品詳細
PRODUCT DETAILS
〈保存刀剣〉無銘(新々刀 相州綱広)
在庫状態 : 売約済み
価格 : -----
- 表銘:-
- 裏銘:-
- 時代:新々刀
- 刃長:44.0cm
- 元幅:36.6mm
- 元重:6.6mm
- 反り:7.0cm
- 先幅:27.0mm
- 先重:5.0mm
- 目釘穴:2個
- 鞘を払って:-
- 刀身のみ:472g
- 登録:
日本美術刀剣保存協会「保存刀剣」付
綱広は初代を室町中期の永正(1504-1521)ごろとし、明治まで二十数代も続いた相州伝の正系を継ぐ一門です。
鎌倉時代末期に正宗が相州伝を完成させ、南北朝時代には全国で流行する全盛期を迎えました。
南北両朝が統一されると一時的な平穏が訪れますが、応仁の乱を契機として再び戦乱の時代に突入します。
初代綱広は鎌倉から小田原へ移り、北条氏に仕え、「小田原鍛冶」の礎を築きました。
以降徳川時代を経てもかなりの繁栄を保ったとされます。
本作は新々刀期の綱広と極められた豪壮な平造で、備山先生の鞘書によると、正宗末裔鍛冶 十二代天保頃とあります。
身幅が非常に広い平造、一見して相州伝と見える姿に豪快な皆焼を焼いた作で、刃文は元来の沸よりもむしろ匂本位となり金筋や砂流が頻りに働く、見どころの多い脇差です。
≪姿≫平造、庵棟、反り高い。身幅広く、重ね尋常。
≪鍛≫板目に杢目交じり肌立つ。
≪刃文≫匂出来、差裏に特に顕著な皆焼刃。金筋、砂流頻りに働く。
≪帽子≫乱れ込んで火炎風に深く返り、玉焼き交じえ金筋働く。
≪茎≫生ぶ無銘。切鑢、船底茎、刃上栗尻。目釘孔二。
≪鎺≫銀無垢一重。
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