三日月美術

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PRODUCT DETAILS

〈特別保存刀剣〉水心子正秀 脇差

02-0001

在庫状態 : 売約済み

価格 : -----

  • 表銘:水心子正秀
  • 裏銘:天明二年八月日
  • 時代:新々刀
  • 刃長:48.3cm
  • 元幅:28.4mm
  • 元重:5.8mm
  • 反り:0.9cm
  • 先幅:22.0mm
  • 先重:5.5mm
  • 目釘穴:1個
  • 鞘を払って:-
  • 刀身のみ:
  • 登録:山形県

日本美術刀剣保存協会「特別保存刀剣」付

新々刀の祖「水心子正秀」の正真作。

江戸の泰平の時代に失伝した鍛刀技術を復活させた水心子。
江戸三作と呼ばれる最高峰の鍛冶であったのみならず、鑑賞美に傾倒する刀剣業界を立て直した大親分です。

犬公方綱吉の時世。黄金の国ジパングと呼ばれた元禄以降、平和な時世では無骨な武用刀は見向きもされず、見栄えのする彫刻や派手な刃紋が流行します。
古刀以前の作刀技術は失われ、刀はお飾りに。武器としての機能を維持していませんでした。
この風潮に疑問を抱いた水心子は、折れた刀の事例を徹底的に研究。焼きの高い派手な新刀は折れやすいと結論付けました。
廃れた刀剣業界に警笛を鳴らし、鎌倉時代の武用刀剣に回帰すべきとする「復古刀剣論」を提唱。
これに全国の鍛冶が賛同。弟子は一説によると100名を超え、これらの弟子に自身の技術を惜しみなく伝え残し、研究内容は弟子らの手により書籍化されました。
新々刀以降、現代工までほぼすべての刀匠がこの影響を受けているとも言われ、水心子がいなければ、現代に刀を造る技術は残されていなかったかもしれません。

本作は水心子が江戸へ出府した初期、天明年紀の作です。
地刃ともに冴え、稲妻・砂流し・二重刃など、まさに名刀といった一振です。

 

≪姿≫鎬造、庵棟、身幅・重ね尋常。反りやや浅く中鋒延びる。
≪鍛≫小板目が良く詰み、流れごころ。地沸微塵に付き冴えた地鉄。
≪刃紋≫直刃調に湾れ、互の目が交じり、湯走り、二重刃がかかり、小足良く入る。
小沸良く付き、金筋、稲妻しきりに掛る。刃縁の沸匂深く、明るく冴える。
≪帽子≫乱れ込んで小丸に返る。
≪茎≫生ぶ、刃上り栗尻。化粧鑢に大筋違、目釘孔一。
≪鎺≫金着一重

※個人所蔵刀のため、店頭にはございません。

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